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石巻だから魚が新鮮なのは当たり前ですが・・
野菜も自家農園があるから、超新鮮なものを安く提供できるのが強み。

2010年 2月24日、石巻市の老舗旅館(気仙屋旅館)と寿司店(蛇の目寿し)を取材させて頂きました。気仙屋旅館と蛇の目寿しの経営母体は一緒です。創業は昭和35年7月、旅館からスタートしたといいます。追って昭和42年から蛇の目寿しをスタートし、現在は三代目親方で、継いで13年になるといいます。
ご兄弟で経営されております。右が三代目親方です。(お兄さんです)
場所はまさに石巻の中央、夜の歓楽街にあります。その歓楽街が年々寂れており、リーマンショックが拍車を掛けて、さらに寂れて街になってしまいました。その影響が如実に現れるのが石巻中央・歓楽街の飲食店・スナックなのです。

特にスナックの数は全盛期の半数以下と言われ、テナントの殆どが空室というビルも珍しくありません。そんな厳しい状況の石巻中心街で、商魂たくましく、兄弟で経営されている気仙屋旅館・蛇の目寿しに独自の戦略をお聞きしてきました。

不景気は石巻だけの話でなく、全国的に外食産業は客足が減っています。そんな中、大手外食産業チェーンも低価格戦略で生き残りを掛けています。要は、集客商品ということになります。商売はまず、お店に来てもらわなければ始まらないのです。

同様に、蛇の目寿しでもランチタイムに1,000円でご提供しているプレミアムランチと、松花堂ランチ(右写真)が大好評だといいます。ランチだけでも1日40〜50人にご利用頂いているらしく、そして、味に納得された方は、夜の部へも来店されるといいます。こういった仕組みが出来ているので経営の方も安定しているといいます。

週末、夏場は観光客が多数訪れる有名店。観光客には、宿泊+
お寿司がメインのコース料理とのセットプラン「寿司宿泊パック」が大人気!
この楓の置き物が物凄いインパクトです。350年の立木で40尺あった上の方で20本の床柱を取ったと書いてあります。
お皿が廻っていない寿司屋の代名詞!カウンターです。カウンターでお寿司を食べると料金が心配・・という方が多いです。しかし、みなさんが思うほどではありません。むしろ、低料金なのでご安心下さい。
お客さんのお財布に極力負担を掛けさせないような、注文順番もアドバイスしてくれるお店です。例えば、単品でウニ等の高級ネタを複数注文するなら、バラバラに注文するより特上寿司を注文すれば全て入っており、それを食べて足りない場合、もっと食べたい場合に、単品で注文されたほうが良いですよ・・などと、気遣いを見せる親方です。
店内のこの似顔絵が気になって思わず撮影!
出来立てをパチリと撮影!松花堂ランチ
10名〜16名様の中・小人数でのご宴会・ご会合も可能。静かな雰囲気の中で料理がお楽しめます。
先代社長が自家農園で、白菜・レタス・水菜・ほうれん草などを作っているので安く提供できるのです。

まさに企業努力の結果が1,000円ランチを生み出し、主婦層に口コミで広まっております。そしてランチから夜の部の会合などにリピーターになってくれるといいます。
老舗のお寿司屋なので高いイメージがありますが、居酒屋と変わりない価格で料理が楽しめます。

また、県外の観光客も口コミでやってくる場合もあるそうです。一度来店した方の知人や友人が「石巻に行く」と聞けば、なら「蛇の目寿しに行ってみたほうがいいよ!」ということで
勧められた方が来店されるそうです。インターネット時代なので、お客さんが予め口コミサイトで下調べして来店することも多いとか。

親方はそういった観光客に石巻の地酒をたくさん用意して、地酒の飲み比べができるようにしております。親方は地酒の知識もかなり豊富で、観光客に色々説明してあげています。

観光客が満足されて石巻の新鮮な海の幸と地酒を堪能している光景が目に浮かびますし、口コミされるのもうなずけます。これが地産地消にこだわる親方の優しさです。
石巻中央といえば市役所も近いですが、移転が決まっており来店数に影響が出るか?と思いきや、影響は無いと親方は予測していますが、夜の部のお客さんが減っていることは否めません。その原因は、観光客も日帰り化したこと。また、不況で接待が減ったこと、接待の時間が短縮化されていること、などなど・・不況の影響は確実にあるようです。

しかし、今後は「1,500円〜2,000円の晩酌セットなどを取り入れて行きたい!」と豊富を述べてくれました。さらにお寿司だけでなく、サイドメニューも充実させており、老若男女に対応できるような工夫もしています。

現在、8月と2月に年2回、石巻の夜の賑わいをとりもどせ! 『飲むっちゃ 喰うっちゃスタンプラリー』が実施されていますが、今回58店が参加した、平成22年2月8日(月曜日)〜12日(金曜日)のスタンプラリーで320人が来店されたといいます。スタンプラリーは『飲食券』を持って来店されるので会話のきっかけにもなり、そこからランチへのお客も増えたといいます。

どうしても老舗のお寿司屋ということで、高いという先入観をお持ちの方が多いようですが、一度入って頂ければ、「価格も手頃で美味しい」と分かって頂けるので、まずはご来店してもらうことが今後の課題でもあるといいます。

石巻の中心部なので、車で来店されても駐車場は?・・とご心配される方もいるでしょうが、ご安心下さい。
駐車場は7台置けるスペースが店の向えにあります。さらに、中央パーキングに止めて頂いても、1時間分無料駐車券を差し上げています。なんと、1,000円ランチを食べても1時間分無料駐車券を差し上げているので、儲けがありません・・と、親方が苦笑されていました。1,000円ランチは絶対に一度食べる価値ありです。

気仙屋旅館 ・蛇の目寿し
〒986-0822 宮城県石巻市中央一丁目6−7
TEL 0225−95−4541(代)
FAX 0225−22−6369


気仙屋旅館 ・蛇の目寿しの公式ホームページはこちら お店の地図はこちら

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